腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

(多少のネタバレ有です)
邦画を見ることは少ないんですけど、永作さん目当てで見てみました。
これも漫画が原作なのかな。意外と楽しめましたよー。永作さんはこの作品で賞もとっただけあって(4冠!)素晴らしかったです(そしてやっぱかわいい!)お人よしだけどなんだかとっても変わった主婦を演じてました。一体なんですか、あの手作りの妙な人形は。
で、主演のサトエリ演じる澄伽は田舎で生まれ育ち、女優目指して上京した勘違い高飛車高慢傲慢な女で「自分は特別な女」なんだと信じてやまない痛い女。その女優のお仕事も「夜道にお鍋で撲殺される役」とか。
田舎時代は女優になるために上京するのに男友達に体売ってお金貯めたりと面白い人生をゆくことから漫画家の卵の妹に漫画のネタにされて雑誌に投稿されたり。そしてそれをまた恐ろしい(面白い?)手段で復習する澄伽。
なかなか役にハマっててよかったとあたしは思うんですけどね。あたしはサトエリみると髪伸ばしたくなる(関係ないけど)
サトエリも良かったし、華があってかわいかった。
サトエリのお兄ちゃん役で永作さんの旦那さん役でもある永瀬正敏もいい味だしてる。相変わらず顔は苦手なんだけども・・・。
作品も単純に面白かったですよ。


そしてエンディングに流れたのがチャットモンチー。えりちゃん、あっこちゃん!映画と合ってたよ!

家には母の連れ子だった兄・穴道、その嫁・待子、そして内向的な妹・清深がいた。
女優を目指し、家族の反対を押し切って上京したものの、
その超ゴーマンな性格が災いし、女優活動も頭打ち。
そんな姉の帰省により、沈殿していた姉妹の関係は一気に爆発炎上、
周囲の人々もその渦の中へと巻き込まれていく。

エゴ丸出しの姉に佐藤江梨子
その陰に怯えながらもしたたかな妹に佐津川愛美
家族の秘密の重圧に翻弄される兄に永瀬正敏
度を越したお人好しが哀れな兄嫁に永作博美を迎え、一触即発の人間関係を赤裸々かつブラック・ユーモアたっぷりに描く。