軽蔑

軽蔑 [DVD]

軽蔑 [DVD]

もう何度も観た大好きなゴダール(ジャン=リュック・ゴダール)映画の1つ。この映画はゴダール作品の中ではゴダールが嫌いとする商業的な映画なのだけど、それでもよく出来てる。
愛し合ってた夫婦が急激に(特にB.B演じる妻カミーユが)愛が無くなりどんどんギクシャクしていき、夫を「軽蔑するわ」と言い放ち最後に違う男と逃避し破滅する。ゴダールの初期映画は逃避の上破滅に向かっていく映画が多いのですがこれも典型的なそのタイプ。
この映画を撮ってる時はゴダール自身も、女優でゴダール作品のミューズであった妻アンナ・カリーナとの夫婦生活も終焉に向かってた頃。

なんといってもカミーユを演じるブリジット・バルドーがかわいい。フツウにしてても小悪魔臭プンプンです。お尻が何度も映るのだけどお尻もキュートです。

劇作家のポールのもとに、辣腕プロデューサーのプロコシュがシナリオの書き直しを依頼しに来た。フリッツ・ラング(本人)が監督する新作『オデュッセイア』があまりにも難解すぎるからだ。打ち合わせの後、プロコシュの自宅へ招かれたポールと妻カミーユだったが、後からやって来たポールにカミーユの態度は冷たい。彼女が何に対して怒っているのか、二人の仲は自宅へ戻っても変わらない。あんなに愛し合ったのにベッドを共にする事も拒絶するカミーユ。やがて、映画のロケのためにカプリ島に出かけた際、ポールはカミーユとプロコシュがキスしている光景を目にする・・・。