FREE ZONE
- 出版社/メーカー: 彩プロ
- 発売日: 2008/01/09
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2005年 イスラエル、フランス、ベルギー、スペイン
主演:ナタリー・ポートマン、ハンナ・ラズロ
カンヌ映画祭で絶賛された、ナタリー・ポートマン主演の話題作!イスラエルを舞台に、生きていく中での不運を悲しくもユーモラスに描いたロード・ムービー。アメリカ人のレベッカ(ナタリー・ポートマン)は裕福なイスラエル人の婚約者と共にエルサレムで暮らしていた。しかし突然に婚約を破棄されてしまう。失意のレベッカは、彼女を空港に送り届けるために待っていたイスラエル人のハイヤー運転手ハンナ(ハンナ・ラズロ)に、「どこでもいいから連れて行って欲しい」と懇願する。 その日、装甲車の売り掛けビジネスをしている夫の代わりに、ヨルダンのフリーゾーン=自由貿易地区へ集金に向かわなければならなかったハンナは、それならば一緒にフリーゾーンへ行くかと誘い、フリーゾーンで「アメリカ人」と呼ばれる男を訪ねるが…。
あたしは自分からすすんでアメリカ映画を殆どみなくなった代わりに、こういうヨーロッパや中東などの作品は目に付いたら飛びついてしまう。
主演はナタリー・ポートマン。彼女がこんなマイナーな映画に?と意外だったけどナタリーは米女優で数少ない好きな女優の1人。
本当に理解しようと思ったら正直1度見ただけでは分からないと思う。あたしは3度見た。
エルサレム入国のために荷物検査などリアリティあるシーンもあり、映画に重さを与えます。
ロードムービーってこともあり、特に強いストーリー性があるわけじゃないからハリウッド映画に慣れてる人には面白く感じられないかもしれない。
だけどあたしは今年見た中で「好きな映画Best5」にランクインするくらい好き。
まだ見足りない。最低でもあと2回は見たい。
監督はイスラエルの名匠アモス・ギタイ。共演のハンナ・ラズロはこの作品で2005年カンヌ国際映画祭女優賞を受賞。
始まりはとても印象的な歌とともにナタリーがひたすら泣きじゃくるとこから始まります。
その歌は中東の言葉で、メロディもジプシー的な中東特有のメロディ。でもとてもきれいなメロディでその女性の歌声に聞き入ってしまいました。
歌詞の内容はその言葉だけ見たら映画とは無関係に見えるけど深いところで人の残酷さや世界を歌ってるように思いました。
歌詞和訳
私の父が安く買った
子羊!子羊!
待ち伏せしていた猫が
子羊にとびかかり食い殺す
私の父が安く買った
子羊!子羊!子羊を食い殺した猫を
犬が絞め殺す
そこにこん棒が現われて
罰に犬を激しく叩く火が棍棒を燃やす
犬を叩いた棒
猫を絞め殺した犬
子羊を食い殺した猫
私の父が安く買った
子羊!子羊!堕天使が現れて肉屋を殺す
牛を殺した肉屋
火を消した水を飲んだ牛
火を消した水
犬を叩いた棒
猫を絞め殺した犬
子羊を食い殺した猫
私の父が安く買った子羊
子羊!子羊!
私は今年変わった
毎晩いつものように同じ質問しかしなかったが
今晩は新しい質問がある
「いつまでこの地獄が続くのか」
加害者から被害者へ
死刑執行人と犠牲者
狂気はいつまで続くのか