死刑台のエレベータ
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2006/06/24
- メディア: DVD
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ノエル・カレフの小説を元に、ルイ・マル監督が弱冠25歳で手掛けた犯罪サスペンス。綿密な計画を立てて勤め先の社長を殺害した技師ジュリアン。しかし、証拠を残したことに気づき慌てて引き返した彼は、途中でエレベーターに閉じ込められてしまう。
(少しのネタバレありです)
ずっと見たかったのだけどツタヤに無くて・・・ついに買っちゃいました。
エレベーターに閉じ込められるという経験をつい最近私もしたので、これはあたしにこの映画を早急に見ろ、というお達しかと思いました(嘘)というか本当に19歳の時にジャズを知っからこの有名な映画のサントラ/演奏をマイルス・デイヴィスがやってるということからずーっと思いを馳せてきた映画なのです。
モノクロ映画がジャンヌ・モローの美しさと夜の街の雰囲気をさらに引き立ててます。
ストーリーも安っぽいサスペンスではありません。関係ない罪の容疑をかけられた主人公が実はちゃんと本当に自分が犯した犯罪の容疑をかけられていてその共犯的存在のジャンヌ・モローにもしっかり容疑がかけられていた、というドンデン返しも面白かった。完全に無実の罪の容疑をかけられてると思わされました。
そしフランスの夜の雰囲気にはうっとりです。マイルス・デイヴィスのトランペットは映画とマッチしててさすが名盤といわれるサントラの名を汚すことなく。ただ、覚えにくいメロディーですけどそこがいい。